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danishnetのブログ

「デキるネットワークエンジニアになるために。」

ネットワークベンダといえばGoogleという日が来る?

 

Googleはテクノロジーの会社であると思ってはいましたが、再認識させられるとても興味深い記事がありました。

 

 

 ◆QUICプロトコルの開発

 ◆Google独自のネットワークスイッチの開発

 

 

QUICプロトコル

本来Webページを閲覧する際には安全性を確保するために3way Handshakeなどを代表とするたくさんの事前通信が必要になり、それをTCPおよびSSL/TLSで実現しているが、それと同等の機能をシンプルにUDPで実装し高速化を実現しているプロトコル

という事の様だ。

 少し前の記事ですがChromium Blogでも下記の通り公開しているように今後は標準化も視野に入れているようです。

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A QUIC update on Google’s experimental transport

・・・・We plan to formally propose QUIC to the IETF as an Internet standard but we have some housekeeping to do first,
like changing the wire format and updating our reference implementation from SPDY-over-QUIC to HTTP2-over-QUIC.・・・・

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信頼性・安全性のある通信の確保をUDPでいかに実現しているかという一番気になるところは、他の記事などを見てもすぐには見つけられなかった。。

これがもっと世に広まる準備ができれば業界に大きな動きが出ると予想しています。いかに広まるかポイントとしてはWebが高速になるという明快なメリットに対して、ユーザー側にはほとんどめんどくさい作業が伴わないという様にできるかというところかと思います、当たり前ですが(笑)

 

Google独自のネットワークスイッチの開発

もちろん内部データセンターでの使用で商品化はされていないため、品名はありませんがGoogleは独自にネットワークスイッチを開発しそれを実装しているようです。

装置のチップは汎用的なもので、プロトコルは独自仕様とのこと。

 

他記事などにも書かれていますが、もともとGoogleのデータセンターでは大量のサーバとはまずは小型スイッチと接続し、それらを束ねるラック毎に設置されたアグリゲーションスイッチに接続し(GoogleJupiterの過去の写真を見るとラックに目一杯スイッチを積んでスイッチ専用ラックがあるイメージ?)、さらにそのアグリゲーションスイッチをスパインスイッチに接続して・・・という構成の様です。

 それらがいかに物理的に大量かつ整然としているかというところにも興味はありますが、正直それ自体はすごく変わった事をしているという訳ではない様に思いました。

つまりフォーカスするべきは物理ではなく論理、あえてスイッチといっているのでルーティング機能の実装はどうしているのかなどなど。

Google社の技術のトップは従来のルータ中心のプロトコルではなく、Google自身の分散コンピューティングアーキテクチュアと共通部分が多い、と漠然なコメントをしている模様。

 

ネットワークベンダといえばGoogleという日が来る?

ネットワークベンダとしてはやはり王者Cisco、そして追随の代表としてJuniperなどが僕の頭にはぱっと浮かびますが、ここにGoogleの名前が挙がる日がくるかも知れない、と勝手な想像をしています。

 QUICの標準化など、いままでのTCP/IPのスタンダートを揺るがすような動きが、業界全体のシェアを一気に覆すことも十分にありえる。それがIT業界のエキサイティングなところです。僕はGoogle愛好者ではないですがすごいなとは思っています。

ちなみにCiscoは好きですので、これらに対して何かアクションがあるのか今後の動向が気になります。